【新年のご挨拶】在ナイジェリア日本大使からのメッセージ
令和3年1月1日

在ナイジェリア日本国大使館ホームページをご覧の皆様、新年明けましておめでとうございます。
昨年は、COVID-19パンデミックにより、世界全体にとって厳しい年となりました。 在留邦人の方々におかれましても、当国からの退避オペレーションにご苦労された方もいらっしゃったと察しますが、最近では多くの企業関係者がお戻りになっていることに敬意を表したく存じます。COVID-19との闘いにおけるナイジェリア自身の努力と並行して、日本政府としても保健セクター、及び平和と安定への支援を続けてきました。
同時に、昨年は、日本とナイジェリアの関係の上で前向きな動きもいくつかありました。2020年はナイジェリア独立60周年であると同時に日本とナイジェリアの外交関係樹立60周年、並びにナイジェリアに日本大使館が開設されて60年でもありました。アフリカの年である1960年に独立した多くのアフリカ諸国の中で、日本がその年のうちに大使館を開設したのはナイジェリアだけです。そして日本国大使館は、設立以来変わることなくナイジェリアを専轄してきました。
また、イサク・F・アデウォレ元保健大臣は、特に日本とナイジェリアの二国間関係の強化、特に保健分野での貢献により旭日重光章を受賞しました。ジェームス C.オボンナ教授とモハメド・ダウダ教授は、両国間の教育および文化交流の促進に貢献したことで日本国外務大臣表彰を受けた最初のナイジェリア人として、歴史に名を刻みました。政治分野では、2019年に日本に友好議員連盟が設立されたのを受け、ナイジェリアに日ナイジェリア友好議員グループが立ち上がりました。
本年、2021年は、60周年を越え、100周年へ向けての私たちの旅における友好関係を一層強化する年になるでしょう。その関連で、今月前半に茂木敏充外務大臣の訪問が予定されていることを大変嬉しく思います(※)。この訪問は、60周年フォローアップの最初の出来事となります。今次訪問は、日本の外務大臣自身によるものとして数十年ぶりであり、間違いなく二国間関係をさらに推進する最大限の勢いを与えるものとなるでしょう。
最後になりましたが、皆様の平和で健康な新年を心からお祈り申し上げます。
本年も何卒どうぞ宜しくお願い申し上げます。
特命全権大使 菊田豊
※その後、残念ながら以下の報道発表の通り、訪問は取りやめとなりました。
(令和3年1月8日付報道発表)
https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press3_000402.html
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