鈴木秀雄大使 新年の御挨拶
令和7年1月1日

新年明けましておめでとうございます。
昨年11月に着任して以来、ナイジェリア国内に漲る躍動感と旺盛なダイナミックなエネルギーに毎日驚かされる日々を送っております。この国の多様性と可能性に触れるたびに、今後の活動への期待が膨らむばかりです。
昨年12月には、日本・ナイジェリア双方の関係者の方々の御協力を得て、ダンゴテ製油所を訪問することができました。その壮大なヴィジョン、規模と最先端の技術に触れ、ナイジェリアの今後の発展の大きな可能性を、肌で感じることができました。
また遡って昨年4月には、我が国の上川外務大臣がナイジェリアを外務大臣としては45年ぶりに訪問しただけでなく、直後の8月には、アフリカ開発会議(TICAD)閣僚会議に際してトゥガー外務大臣が訪日し、年内に2度の二国間外相会談が実現しました。この歴史的な往来は、日・ナイジェリア間の関係が更に強固なものとなる上で、非常に重要な一歩となりました。
今年8月には横浜で、TICAD9が開催されます。この会議を通じて、ナイジェリア、ひいてはアフリカの平和、安定及び繁栄に貢献するため、幅広い層の方々との関係強化に、より一層取り組んでいきたいと考えております。
両国の未来に向けて協力が可能な空間は、まだまだ無限に広がっています。当館といたしましても、ナイジェリアの国内の状況について皆様に一層知っていただくため活発に発信していくとともに、御意見や御懸念に真摯に耳を傾けながら、邦人の安全確保、日系企業の事業環境の一層の改善に向けて、全力で取り組んでいく所存です。
本年も皆様にとって素晴らしい一年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。