【領事業務・諸手続き】国籍の選択制度

2018/4/23
日本の国籍法では、国籍は一つとされています。このため、国籍の選択制度というものがあります。

この制度では、外国の国籍と日本の国籍を両方有する方(重国籍者)は、22歳に達するまでに(20歳に達した後に重国籍になった場合は、重国籍になったから2年以内に)、どちらかの国籍を選択する必要があります。

選択しない場合は、日本の国籍を失うことがありますので注意してください。
 

重国籍となるのはどういう場合?

重国籍となる例としては、次のような場合があります。日本人を父又は母にもつお子さんは出生により日本国籍を取得しますが、日本国籍以外に外国の国籍をも取得する場合とは、生地主義(父又は母の国籍に関係なく、その国で生まれたことにより当該国の国籍を取得する場合)と、血統主義(外国人父又は母の血統により当該父又は母の本国の国籍を取得する場合)があります。

ナイジェリアは父母両系血統主義ですので、ナイジェリア人の父(又は母)と日本人母(又は父)との間に生まれた場合は重国籍となります。

帰化または国籍取得の届出によって日本の国籍を取得した後も引き続き従前の外国の国籍を保有している人も重国籍になります。
※ただし自己の意思で外国の国籍を取得した場合は、その時点で日本国籍を失うため重国籍となりません。(自己の志望による外国国籍の取得(国籍法第11条第1項))。

また、子が未成年の時に、親など法定代理人が未成年の子に代わって外国籍取得の手続きをとった場合も、自己の志望による外国籍の取得に当たると考えられています。この場合は、外国の国籍取得後3ヶ月以内に国籍喪失届を提出する必要があります。
 

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国籍選択の方法は?

国籍の選択をするには、自己の意思に基づいて、次のいずれかの方法により選択してください。  

日本の国籍を選択する場合
  大使館もしくは市区町村役場に「日本の国籍を選択し、外国の国籍を放棄する」旨の国籍選択届を提出してください。

    提出書類
  1. 国籍選択届 2通 [外務省ホームページへ]
  2. 戸籍謄(抄)本 1通 (発行後6ヶ月以内のもの)
  3. 3ヶ月を過ぎた届出の場合は、『遅延理由書  』 2通

外国の国籍を選択する場合
  住所地を管轄する大使館または本邦法務局・地方法務局に、国籍離脱届を提出してください。
 

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国籍選択の期限は?

国籍の選択をすべき期限は重国籍となった時期によって異なりますが、その期限は次のとおりです。
 
  • 昭和60年(1985年)1月1日以後(改正国籍法の施行後)に重国籍となった日本国民
    1. 20歳に達する以前に重国籍となった場合  ⇒ 22歳に達するまで
    2. 20歳に達した後に重国籍となった場合 ⇒ 重国籍となった時から2年以内
  • 昭和60年(1985年)1月1日前(改正国籍法の施行前)から重国籍となっている日本国民
  • 昭和60年(1985年)1月1日現在20歳未満の場合 ⇒ 22歳に達するまで

なお、期限までに国籍の選択をしないときは、その期限が到来した時に日本国籍選択の宣言をしたものとみなされます。
※国籍法では選択期限が設けられていますが、この期限を過ぎても引き続き選択義務はありますので、ご留意願います。

国籍選択に関してご質問のある方は、当館領事班までご連絡下さい。

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